ここ1週間(5月4日8:00~11日8:00)の地震は、震度1以上が98回となっています。

本日5月11日午前4時16分頃には、千葉県南部を震源とする地震で、千葉県木更津市で震度5強を観測しました。

この地震で緊急地震速報が発表されました。

緊急地震速報が発表された際にとるべき行動についてまとめました。

5月5日14時42分頃には石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、石川県珠洲市で震度6強を観測しました。

その後も石川県では震度5強や震度4の地震が相次いで発生しています。

また、本日5月11日4時16分頃には千葉県南部を震源とするマグニチュード5.2の地震が発生し、木更津市で震度5強、君津市で震度5弱を観測しました。

東京都や神奈川県でも所々で震度4を観測しています。

この地震で緊急地震速報が発表されました。

いつ発生するかわからない地震に日頃から備えることが大切です。

緊急地震速報が発表されたり 大きな地震が起きたら

緊急地震速報が発表されたり、突如揺れを感じたりした時も、慌てずに適切な行動がとれるよう、とるべき行動を知っておくようにしましょう。

安全を確保するための行動例は以下の通りです。

① 家庭では頭を保護し、丈夫な机の下など安全な場所に避難してください。

あわてて外に飛び出したり、無理に火を消したりしないようにしてください。

扉を開けて避難路を確保することも大切です。

② エレベーターでは最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。

③ 街中ではブロック塀の倒壊等に注意しましょう。

また、看板や割れたガラスの落下に注意してください。

丈夫なビルのそばであれば、ビルの中に避難してください。

④ 自動車運転中はあわててスピードを落とさないでください

急ブレーキはかけず、緩やかに速度をおとしましょう。

ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促してください。

大きな揺れを感じたら、道路の左側に停止してください。

⑤ 山やがけ付近では落石やがけ崩れに注意してください。

地震に備えて

地震は突然襲ってきます。いつ揺れに見舞われても身を守ることができるように、日頃から以下のポイントを確認し、備えましょう。

① 非常時の水・食料の備蓄、非常持ち出し品を準備しておいてください。

② 家具の固定をしましょう。

万が一、倒れてきた場合でも通路をふさがないような配置にしておくと安心です。

また、ガラスには飛散防止フィルムを貼るなど、日頃から家の中の安全対策を徹底しましょう。

③ 地震が発生したときの連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。

④ 普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。

また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所は、雨などによって土砂災害が発生することがあります。

前もって周囲の状況を確認しておいてください。

災害は備えが命を守ります!

フィルム1枚貼るだけで割れたガラスは飛び散らずケガをするリスクが軽減されます。

また、これから日差しも強く紫外線もマックスになってきます。

西日本で夏日続出しています!

熱中症に注意が必要です!

ガラスにフィルムを貼っていると飛散防止はもちろんのこと、紫外線も99%以上カットするのでフローリングや畳の日焼け、目や皮膚の病気にも有効です。

遮熱タイプのフィルムだと節電対策もできます!

物価高騰や電気、ガス代も高騰している昨今、遮熱フィルムを貼って節電しませんか?

まずはお問い合わせくださいませ。

皆さまからのご連絡お待ちしております。

この地震について、緊急地震速報を発表しています。

この地震により、日本の沿岸では若干の海面変動があるかもしれませんが、被害の心配はありません。

発生時刻
2023年5月5日 14時42分頃

最大震度
6強

震源地
石川県能登地方

緯度
北緯 37.5度

経度
東経 137.3度

地震の規模
マグニチュード 6.3

震源の深さ
約10km

2023年5月5日 14時46分 気象庁発表

震度 6強

石川県
珠洲市

震度 5強

石川県
能登町

震度 5弱

石川県
輪島市

震度 4

新潟県
長岡市
三条市
十日町市
妙高市
上越市
佐渡市
刈羽村

富山県
高岡市
氷見市
小矢部市
射水市
舟橋村

石川県
金沢市
七尾市
小松市
羽咋市
かほく市
能美市
志賀町
中能登町
穴水町

福井県
あわら市
坂井市

震度 3

福島県
只見町
西会津町
湯川村

新潟県
新潟市北区
新潟市東区
新潟市中央区
新潟市江南区
新潟市秋葉区
新潟市南区
新潟市西区
新潟市西蒲区
柏崎市
小千谷市
加茂市
見附市
燕市
糸魚川市
阿賀野市
魚沼市
南魚沼市
弥彦村
阿賀町
出雲崎町

富山県
富山市
魚津市
滑川市
黒部市
砺波市
南砺市
上市町
立山町
入善町
朝日町

石川県
加賀市
白山市
野々市
市川北町
津幡町
内灘町
宝達志水町

福井県
福井市
越前市
永平寺町

長野県
長野市
諏訪市
飯山市
小谷村
野沢温泉村
信濃町
小川村
栄村

岐阜県
高山市
飛騨市
白川村

滋賀県
長浜市

震度 2

山形県
米沢市
鶴岡市
酒田市
村山市
南陽市中山町
河北町
西川町
高畠町
川西町
小国町
白鷹町
飯豊町
三川町
遊佐町

福島県
会津若松市
郡山市
喜多方市
南会津町
磐梯町
猪苗代町
会津坂下町
柳津町
金山町
昭和村
会津美里町
双葉町

茨城県
古河市
常陸太田市
筑西市

栃木県
栃木市
日光市
那須塩原市
高根沢町

群馬県
前橋市
伊勢崎市
沼田市
渋川市
みなかみ町
邑楽町

埼玉県
加須市
久喜市
幸手市
宮代町

新潟県
新発田市
村上市
五泉市
胎内市
聖籠町
田上町
湯沢町
津南町
関川村

福井県
敦賀市
小浜市
大野市
勝山市
鯖江市
池田町
南越前町
越前町
高浜町
おおい町
若狭町

山梨県
中央市
忍野村

長野県
松本市
上田市
岡谷市
飯田市
小諸市
中野市
大町市
塩尻市
佐久市
千曲市
東御市
安曇野市
南牧村
軽井沢町
御代田町
立科町
下諏訪町
辰野町
箕輪町
南箕輪村
木曽町
麻績村
生坂村
山形村
朝日村
筑北村
池田町
松川村
白馬村
坂城町
小布施町
木島平村
飯綱町

岐阜県
大垣市
中津川市
羽島市
瑞穂市
郡上市
下呂市
海津市
岐南町
輪之内町
安八町

愛知県
名古屋市千種区
名古屋市北区
名古屋市西区
名古屋市中村区
名古屋市昭和区
名古屋市瑞穂区
名古屋市熱田区
名古屋市中川区
名古屋市港区
名古屋市南区
半田市
春日井市
津島市
刈谷市
豊田市
安城市
西尾市
常滑市
知立市
尾張旭市
高浜市
豊明市
日進市
愛西市
清須市
弥富市
みよし市
あま市
東郷町
大治町
蟹江町
飛島村
阿久比町
東浦町

三重県
津市
桑名市
鈴鹿市
木曽岬町
朝日町
川越町

滋賀県
大津市
彦根市
近江八幡市
草津市
守山市
湖南市
高島市
東近江市
米原市

京都府
京都市下京区
京都市南区
京都市右京区
京都市伏見区
京都市西京区
向日市
長岡京市
八幡市
久御山町
与謝野町

大阪府
大阪市此花区
大阪市港区
大阪市西淀川区
大阪市城東区
大阪市淀川区
大阪市鶴見区
豊中市
高槻市
寝屋川市
大東市
箕面市
門真市
摂津市
東大阪市
四條畷市
交野市

兵庫県
尼崎市
豊岡市
淡路市

奈良県
奈良市
大和郡山市

震度 1

岩手県
盛岡市

宮城県
石巻市
岩沼市
登米市
大崎市
蔵王町
大河原町
川崎町
丸森町
加美町
美里町

秋田県
能代市
大館市
男鹿市
湯沢市
由利本荘市
潟上市
大仙市
にかほ市
仙北市
三種町
井川町
羽後町

山形県
新庄市
寒河江市
上山市
長井市
尾花沢市
山辺町
朝日町
大江町
真室川町
大蔵村
鮭川村
戸沢村
庄内町

福島県
福島市
いわき市
白河市
須賀川市
田村市
大玉村
天栄村
下郷町
檜枝岐村
北塩原村
三島町
浪江町

茨城県
土浦市
石岡市
つくば市
鹿嶋市
潮来市
常陸大宮市
坂東市
鉾田市
小美玉市

栃木県
宇都宮市
鹿沼市
小山市
大田原市
下野市
那須町

群馬県
高崎市
桐生市
太田市
館林市
富岡市
安中市
中之条町
長野原町
嬬恋村
草津町
高山村
東吾妻町
片品村
川場村
玉村町
板倉町
明和町
千代田町

埼玉県
さいたま市大宮区
さいたま市中央区
さいたま市浦和区
熊谷市
行田市
秩父市
本庄市
春日部市
羽生市
鴻巣市
深谷市
蕨市
和光市
八潮市
富士見市
蓮田市
白岡市
川島町
上里町
松伏町

千葉県
香取市

東京都
墨田区
江東区
杉並区
板橋区
足立区

神奈川県
川崎市川崎区
川崎市宮前区
川崎市麻生区

新潟県
粟島浦村

福井県
美浜町

山梨県
甲府市
富士吉田市
南アルプス市
北杜市
甲斐市
笛吹市
市川三郷町
富士川町
昭和町
山中湖村
富士河口湖町

長野県
須坂市
伊那市
小海町
川上村
北相木村
佐久穂町
青木村
長和町
富士見町
原村
飯島町
宮田村
松川町
高森町
平谷村
根羽村
泰阜村
木祖村
王滝村
山ノ内町

岐阜県
岐阜市
多治見市
関市
美濃市
瑞浪市
恵那市
美濃加茂市
土岐市
各務原市
可児市
山県市
本巣市
笠松町
養老町
関ケ原町
揖斐川町
大野町
北方町
富加町
川辺町
八百津町
白川町
御嵩町

静岡県
浜松市中区
浜松市西区
浜松市南区
浜松市北区
浜松市浜北区
富士市
磐田市
焼津市
掛川市
御殿場市
袋井市
湖西市
菊川市
清水町

愛知県
名古屋市中区
名古屋市守山区
名古屋市緑区
名古屋市名東区
名古屋市天白区
豊橋市
岡崎市
一宮市
豊川市
碧南市
蒲郡市
犬山市
江南市
小牧市
稲沢市
新城市
東海市
大府市
岩倉市
田原市
北名古屋市
長久手市
豊山町
大口町
扶桑町
南知多町
武豊町
幸田町

三重県
四日市市
伊勢市
松阪市
亀山市
いなべ市
伊賀市
東員町
菰野町

滋賀県
栗東市
甲賀市
竜王町
愛荘町

京都府
京都市北区
京都市上京区
京都市左京区
京都市中京区
京都市東山区
京都市山科区
福知山市
舞鶴市
宇治市
宮津市
亀岡市
城陽市
京田辺市
京丹後市
南丹市
木津川市
大山崎町
井手町
宇治田原町
精華町
南山城村
伊根町

大阪府
大阪市都島区
大阪市福島区
大阪市西区
大阪市大正区
大阪市天王寺区
大阪市浪速区
大阪市東淀川区
大阪市東成区
大阪市生野区
大阪市旭区
大阪市阿倍野区
大阪市住吉区
大阪市東住吉区
大阪市西成区
大阪市住之江区
大阪市平野区
大阪市北区
大阪市中央区
堺市堺区
堺市中区
堺市東区
堺市西区
堺市美原区
岸和田市
池田市
吹田市
泉大津市
守口市
枚方市
茨木市
八尾市
富田林市
河内長野市
松原市
柏原市
羽曳野市
藤井寺市
島本町
能勢町
忠岡町
太子町
河南町

兵庫県
神戸市中央区
西宮市
伊丹市
加古川市
宝塚市
三木市
川西市
三田市
丹波市
朝来市
加東市
稲美町
播磨町

奈良県
大和高田市
天理市
橿原市
桜井市
五條市
御所市
生駒市
香芝市
葛城市
平群町
斑鳩町
安堵町
川西町
三宅町
田原本町
高取町
上牧町
王寺町
広陵町
河合町

和歌山県
和歌山市
紀の川市

鳥取県
鳥取市
境港市
湯梨浜町
北栄町

島根県
益田市
隠岐の島町

岡山県
赤磐市

香川県
土庄町

皆さま大丈夫でしたか?

お怪我された方はいらっしゃいませんか?

地震はいつ来るか、分かりません!

1週間程度は同規模地震に注意してください!

今回の地震について、気象庁が午後4時40分から記者会見を行い、揺れの強かった地域では今後1週間程度は同じ規模の地震が発生する恐れがあるとして注意を呼びかけました。

特に、この2~3日の間は注意が必要とのことです!

気象庁によりますと、この地域では2年以上地震活動が続いていて、当面継続すると考えられるということです!

今回は、一連の地震活動の中で規模・震度ともに最大の地震となるとのことです!

気象庁では、家の倒壊や土砂災害の危険があり、今後の地震や雨に十分注意するとともに、危険な場所に入らないよう呼びかけています!

また「ゴールデンウィーク中のため、不慣れな場所にいる人も多いため、改めて周囲に危険な場所がないか確認して欲しい」としています!

気象庁によりますと午後4時現在で、震度1以上の地震を合わせて13回観測しているということです!
震度6強:1回
震度4:1回
震度3:1回
震度2:4回
震度1:6回
この震度6強は5月5日(金)午後2時42分に観測された地震です!

災害は備えが命を守ります!

フィルム1枚貼っていると割れたガラスは飛び散らず、二次災害防止に繋がります!

フィルムについての説明やカタログ、サンプルをご用意しております。

ご自身で直接フィルムを見て触って体感していただきます!

巨大地震が来る前に自然災害対策を!!

まずはお問い合わせください!

皆さまのご連絡お待ちしております!

5月に入りました!

ゴールデンウィーク真っ只中✨

皆さまいかがお過ごしですか?

旅行、観光、アウトドア等さまざまな計画を立ててると思います✨

本日(5月1日)は大気が不安定になり、晴れていても油断は禁物です。

急な雨☔

️や雷雨⚡

️に注意が必要です!

落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨にご注意を

西日本から北日本では、1日(月)夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意が必要です!

1日(月)夜遅くにかけて西日本から北日本の上空およそ5500メートルには氷点下27℃以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。

このため、西日本から北日本では大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発生する所がありそうです。

西日本から北日本では1日(月)夜遅くにかけて、落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に注意が必要です。

発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。

また、降ひょうの恐れもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です!

自然災害に備えて窓にフィルムを貼りませんか?

強い突風でも窓ガラスは割れる恐れがあります。

突風で飛来物が飛んできてガラスが割れ、ケガをするリスクがあります。

フィルムを貼っていると割れたガラスは飛び散らずに二次災害を防ぐ事が出来るかもしれません。

また紫外線を99%以上カットしているので、フローリングや畳、家具等の日焼けも防げます。
目や皮膚の病気にも有効です。

これから台風シーズンに入ります。

地球温暖化の影響で台風も大型化してきています!

またいつ来るのか、分からない巨大地震の備えをしませんか?

「災害は備えが命を守ります!!」

まずはお問い合わせくださいませ。

分かりやすくご説明させていただきます。

現地調査・見積りは無料です。

皆さまからのご連絡お待ちしております。

4月に入りました!

桜が🌸とてもキレイですね!
あちらこちらで花見をしている方々をみます☺

毎月1日は朔参りに行ってます☝️

本日(4月1日)も日ごろの感謝の気持ちを伝えに参ってきました。

もちろん、商売繁盛も忘れてません笑笑

日差しがキツくなる季節は遮熱タイプのフィルムガラスがオススメ!

朝晩はまだ少し寒いですが、日中は暖かくなってきましたね!

日差しがキツくなる季節は遮熱タイプのフィルムを窓ガラスに貼ることをオススメします✨

ミラータイプなので日中は室内から外を見るとめっちゃキレイに見えて、外から室内を見ると鏡みたいになってほとんど室内が見えません!

プライバシー保護対策になります!

女性のお客さまからよくお問い合わせをいただいてるフィルムです。

遮熱タイプのフィルムを貼るとエアコンの効きも良くなり、節電対策にも繋がります!

省エネにもなり、暑さ対策にもなり、目隠し効果も期待できる魔法のようなフィルムです。

この機会に窓に1枚フィルムを貼りませんか?

災害対策、日焼け防止にも。

地震も各地で発生しています!

災害対策でフィルムを選択するお客さまが増えてきています!

ガラスは割れますが、窓ガラスにフィルムを貼ると割れたガラスは飛び散らずに二次災害のリスクがかなり軽減されます!

もちろん、ミラータイプのフィルムにも飛散防止効果があります!

また、紫外線を99.9%以上カットしているので、リビング等のフローリングの日焼けや畳の日焼け、家具等の日焼けも防ぐ効果が期待できます!
目や皮膚病にも有効です!

関西で窓ガラスにフィルムを検討されてる方はお気軽にお問い合わせください。

現地調査や見積りは無料です!

カタログやサンプルもお渡ししています。

当店は大阪と和歌山に事業所がございます。

地域密着型で丁寧に対応いたしております!

どうぞよろしくお願い申し上げます!

皆さまからのお問い合わせをお待ちしております。

阪神淡路大震災の犠牲者のうち、死因の約8割を占めたのが、建物の倒壊による窒息死または圧死です。

このことから、大地震で命を失わないためには、「住宅の倒壊を防ぐこと」が最低かつ必須条件といえます。

本稿では、住宅の倒壊を防ぐための三つの工法、「耐震」「制震」「免震」について見ていきましょう。

建築物等の構造物設計・解析を専門とするある方が「免震工法」を推奨する理由とは?

家の倒壊を防ぐための工法、「耐震」「制震」「免震」

多くの人にとって家は、1日のなかで最も長く過ごす場所だと思います。

そのため、大震災発生時にあなたや家族の命を守るための第一条件は、住宅の倒壊を防ぐことです。

現在、一般的に考えられる住宅の倒壊を防ぐ方法は、建物を「耐震」「制震」「免震」のいずれかの工法で建てることです。

とはいえ、どの工法を選択しても結果が同じというわけではありません。

いったい何が違うのか考えていきます。

耐震工法とは?

最も一般的な倒壊を防ぐ工法で、現在の建築基準法もこれをメインに考えられています。

具体的には、建物の構造材である柱や梁を金物などで緊結し、さらに筋交いなどで強度を確保します。

要するに、できるだけ頑丈な造りにして倒壊しにくくする工法です。

ただし、家が地面に金物で緊結されるので、地震の揺れはそのまま建物に伝わります。

耐震工法なら大地震発生時も安心?

建築基準法(2000年基準)では、住宅性能表示制度の耐震等級1が求められます。

したがって、日本全国どの家も最低限の耐震性を有したものでないと建てられません。

住宅性能表示制度とは、2000年4月に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づくもので、誰でも安全で快適な住宅を取得できるようにつくられた制度です。

具体的には国の認定機関が、耐震性能や省エネ性能、耐久性能など10分野の性能を等級によって評価します。

この制度の利用は任意(有料)ですが、耐震に関しては、等級1以上の性能を有していなければ建築が許可されないことになっています。

耐震等級1の目安は、震度6強から7の地震で倒壊しない、震度5強程度の地震で損傷しない程度です。

等級2はその1.25倍、そして最高等級の3は1.5倍の耐震性能を有することが条件になります。

具体的には、壁を強化したり柱と梁の接合部に金物を取り付けて補強したりして、耐震性能をあげます。

しかし免震工法は、耐震等級1以上を満たしたうえで追加して施工することになります。

したがって免震工法は、補強をしなくても耐震等級2〜3程度の性能を有するということができるのです。

では、耐震工法で建てられた家ならば大地震発生時も安心していられるのか、疑問が残ります。

2016年に発生した熊本地震では、最新の2000年基準と呼ばれる耐震性能で建てられた住宅が倒壊したことが大きなニュースとなりました。

一般社団法人日本建築学会の調査報告によると、2000年基準で建てられた木造242棟中、倒壊した建物が7棟(2.9%)ありました。

また、倒壊はしなくても取り壊しが必要となる程度の損傷(大破)を受けた建物が10棟(4.1%)もあったのです。

この結果からは、先の問いにノーといわざるを得ません。

なぜ、震度7の揺れでも持ちこたえられるように設計された家が倒壊したのか。

その大きな理由は、震度7という大きな揺れが2回も襲ったからです。

建築基準法では、二度の揺れを想定していませんでした。

しかし、残念ながら熊本地震によって、震度7の揺れが複数回発生する可能性が証明されてしまいました。

耐震性能“最高クラス”の「等級3」でも安心できない

実はこの結果は、ある程度予想できたのかもしれません。

2004年、住宅実務者向け情報誌『日経ホームビルダー』は、土木研究所(茨城県つくば市)で行った実物大の木造住宅による振動破壊実験を取材しました。

この実験は、阪神・淡路大震災で観測した地震波を振動台で再現したもので、建物は耐震等級1(2000年基準)をギリギリ満たすレベルのものでした。

その実験の結果、建物の1階と2階を貫く通し柱がくの字に折れてしまいました。

試験体の内部には、倒壊防止のためにワイヤーが張り巡らせてありましたが、これがなければ崩れ落ちていたはずです。

その理由を同誌では、次のように分析しています(一部省略)。

「建物の1階は、常に2階や屋根を支えている。

だが変形が大きくなると、こうした重さを支えるのが難しくなる。

変形で柱に角度がつくと、その傾いた側へ重さが寄りかかるからです。

いったん傾いた建物をより傾けようとする力は、角度がきつくなるほど強くなります。

変形が進むと、耐力壁などの耐震要素の破壊も進みます。

耐震要素が破壊され、地震への抵抗力が減った状態でさらに変形が進んで、柱が折れた。これが『等級1』が倒壊したメカニズムだ」

(出典『なぜ新耐震住宅は倒れたか』〔日経ホームビルダー編〕)

このことからいくら耐震性の高い家でも、いったん柱が傾いてしまうと倒壊の危険があることが分かります。

つまり、長時間続く揺れや繰り返す揺れには弱いということです。

さらに木造住宅に限っては、4号特例という課題もあります。

4号特例とは、300m2未満の木造2階建てといった条件を満たした住宅を4号建築物と呼び、建築確認申請の際に構造関係の審査を一部省略することができるという特例です。

住宅を設計する建築士のなかには、この制度を正確に理解せずに、構造のチェックを怠って耐震性能の低い住宅を建ててしまうケースがあります。

これも耐震等級1だからといって安心できない理由の一つです。

そもそも家というものは、震災時に倒壊しなければ、それだけで安全・安心とはいえません。

考えてみてください!

震度7の地震が起きた瞬間、あなたは「うちは耐震等級3だから安心」と思っていたとします。

ところがその直後に冷蔵庫は倒れ、大型液晶テレビは転げ回り、それによって壁中に大きな穴があく。

そして家中がめちゃくちゃになってしまうはずです。

例えれば、耐震工法の家は、鳥カゴと一緒です。

人間が振り回せば、カゴ自体は頑丈なので損傷はありませんが、中の鳥には強大な力が加わります。

上下左右に大きく飛ばされることになるはずです。

無傷でいることが難しいと同時に、部屋の中がめちゃくちゃになるので、そのまま今までの生活を再開することは困難になるに違いありません。

制震工法とは?

制震工法は、建物に伝わる地震エネルギーを、内部の壁に設置した制震ダンパーによって吸収し、地震時の揺れを低減しようとする工法です。

耐震工法と同様に地震動は家の中に伝わりますが、ダンパーがそれを吸収するので、耐震よりは揺れを小さくすることができます。

2000年代以降に大地震が多発したことや、免震よりは安価(1棟あたり100万円程度)に施工できることなどから、大手ハウスメーカーを中心に普及してきました。

なかには標準仕様としているメーカーもあります。

とはいえ、建物の基礎は、耐震と同じように建物と緊結されているので1階部分の揺れはほとんど低減できません。

効果が体感できるのは、多くの場合で2階以上の階です。

その効果も免震ほどではありません。

震度7クラスの地震が発生すれば多少建物の損傷は低減できるものの、やはり室内は鳥カゴに近い状態となり、通常と同じ生活を続けることは難しいはずです。

免震工法とは?

さまざまな形状、重さのモノをテーブルの上に置き、軽く揺するとします。

すると大きく揺れるモノとあまり揺れないモノに分かれます。

これは、テーブルを揺らしたときに揺れが一往復するまでに要した時間=振動特性とその上にあったモノの固有値が同じだと共振して揺れるからです。

固有値とは、各々のモノが固有にもつ周期で、形状や重量によって異なります。

例えば、0.7秒の振動特性でテーブルを揺らすと0.7秒の固有値をもつ物体は揺れます。

2.0秒や3.0秒の固有値の物体は揺れません。

免震工法はこの原理を利用するものです。

これまでの調査から、地震では0.4〜1.5秒の固有値をもつ物体が大きく揺れることが分かっています。

すなわち、固有値が3.0〜4.0の家にすれば震度7の地震が起きても理論上は共振しないのです。

免震工法は、一般的に基礎と土台の間に薄いゴム板と鋼板を交互に重ねて接着した積層ゴムなどを入れて建物を長周期化し、地震の振動を建物に伝わりづらくします。

この工法は、支持機能、減衰機能、復元機能の3つで成り立っています。

普段はアイソレータと呼ばれる積層ゴムなどで建物を支え(支持)、地震発生時は建物の重さを支持しながら建物が移動できるようにします(実際は地面が動く)。

そしてダンパー(オイルダンパー、鋼材ダンパーなど)で地震の揺れを低減(減衰)させ、揺れが収まれば復元材が家を元の位置に戻します(復元)。

このような構造で建物が基礎の上を滑るような状態にして、地震の力が伝わらないようにしているのです。

免震工法の家は、そもそも基礎と建物が絶縁されているので、大きな地震が起きても震動が伝わらず、建物自体の損傷だけでなく、中のモノへの影響も最小限にとどめておくことができます。

また、絶縁されているがゆえに、大きな地震が複数回起きても耐震や制震のようにダメージが累積することもありません。

「免震」の話をすると、ほとんどの方から「上下動に対してはどうなのか」という質問を受けます。

構造物に対して、左右にいっさいぶれない純粋な上下の力が加わったとき、構造物はじつは破壊しにくいのです。

その理由を見ていきます。

構造物の設計に際しては、その構造物に作用する力(応力)に対して限度を示す「許容値」が基準等で規定されています。

その許容値には、実際に破壊に至る値に対して、必ず「安全率」を考慮し低減させています。

例えば橋梁の場合は、鋼材には70%の安全率を考慮しています。

つまり、実際に破壊に至る値に対して、70%の余裕を持って設計上の上限としているのです。

そのうえで上下動について考えてみます。上下動は正に重力方向の振動です。

地球上では常に重力1Gが作用していますので、私たち設計者は1Gの重力を考慮して設計しています。

これに先ほどの安全率をふまえると、1.7Gまで持ちこたえることになりますが、実際の地震動でこの値を超える上下動は非常に稀です。

上下動が大きかったといわれる阪神・淡路大地震でも0・3G強でした。

つまり、まったく左右にぶれない状況で上下動が作用した場合は、構造物は破壊しにくいのです。

しかし、実際の地震動は上下のほか、それよりも大きな前後左右の揺れが作用します。

実際に構造物が破壊する時は前後左右に揺れ、構造物にゆがみ(変形)が生じたときに上下の力が加わり破壊するのです。

したがって、前後左右の揺れによる変形をいかに抑えるかが重要となります。

ある方も以前LNGタンクの耐震設計で、鉛直方向の免震工法を検討したことがありますが、実際は重力方向の免震はほぼ不可能と考えています。

そのため免震工法は、現在考えられる工法のなかでは、「最大の安全」「最高の安心」「最良の減災」を実現するものだといえます。